令和3年度(2021年度)のへき地教育部会 まとめ

奈良教育大学の地域・教育連携室に提出した「令和3年度委員会等の自己評価年次報告書」から転載します。

◆達成事項

・へき地教育部会を7回開催し(うち6回はオンライン開催)、一昨年度に開設した部会ウェブサイトも随時更新した。
・「奈良県複式学級・小規模学級担任等研修会」を3回、オンラインにて実施した。
・科目「山間地教育入門」を実施した。スタディツアーもオンラインにより実施した。
・全国へき地教育研究大会(ハイブリッド開催)、近畿へき地教育研究大会および奈良県へき地教育研究振興大会(紙面大会)等に参加した。
・日本教育大学協会「へき地・小規模校教育部門」に参加し、発表した。

 

◆残された課題

・「山間地教育入門」はスタディツアーもオンライン実施となったが、引き続き、既履修者に対する継続的な学びの機会の提供を検討したい。
・大学教員が各へき地・小規模校を訪ねる機会を創出し、「教員の働き方改革」への対応、各校・地域の実情に即した学校経営やカリキュラムマネジメント、地域学習等の教材開発等へ大学教員が協働して関わったり、学校間交流や国際交流等のマッチング、学校の魅力化を図った移住・定住の基盤の構築、といった実践的な活動を学生がプロジェクト的に関わる等の活動を検討したい。

 

◆自己評価・総括

・「奈良県複式学級・小規模学級担任等研修会」では、コロナ禍でオンライン環境が充実したことを活かし、新たな考え方を学んだり、参加者同士が悩みを吐露したり、遠隔授業のニーズをつかみマッチングを図ったりすることができた。
・科目「山間地教育入門」は4年目となり、奈良県教育委員会との協働による実施の体制や進め方が確立されつつある。これには奈良県へき地教育振興協議会と大学との協定も活きている。オンライン授業の利点を最大限に活かし実施したが、スタディツアーもすべてオンライン化せざるを得ず、学生が山間地域とそこに存在する学校にリアルに触れることができなかった。
・全国へき地教育研究大会(ハイブリッド開催)、北海道教育大学「へき地・小規模校教育推進フォーラム」(オンライン開催)等では、現地の学校のリアルな状況に触れることはできなかったが、全国のへき地・小規模校教育関係者との交流の機会を持てた。また、学生有志のオンライン参加が実現した。

 

 本部会の活動にあたりお世話になりましたすべての皆様に、心よりお礼申し上げます。

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